運動中心の療育をプログラムします。
整形外科専門医がサポートします。
身体や心の発育・発達が著しい幼児期において、「遊び」はとても重要な役割を持ちます。なぜなら、幼児期における生活の中心は遊びであり、運動遊びを通して身体を動かす楽しさを知ったり、運動能力を発展させ、また集団遊びを通して友人関係を築き上げたり、ルールを守る、工夫するといった社会性や創造性などの内面的な能力を身に付けることが出来るからです。
近年は遊び環境の変化や少子化、幼児の特性の変化に伴い、体力低下、主体的な遊びの減少、一人遊びの増加など、子どもは多くの問題を抱えているといわれています。これらの問題を解決するために、また遊びを充実させ、子どもの身体や心の発育・発達を促進させるために、保育者の様々な働きかけはとても重要な役割を果たすものであると感じています。
運動療育
子供たちの運動能力に応じて、粗大運動を中心に手足や体幹のバランス感覚を養い、ボール運動など協調運動をプログラムします。スポーツインストラクターや理学療法士が、子どもの発達状態に応じて個別訓練を行います。
「遊び」ながら、体幹や手足の筋力を向上させて、バランス感覚を養います。
体を動かす楽しさを味わいながら、他の子どもたちと一緒に活動し、ルールを守ることや、コミュニケーション能力を養います。体の使い方が上手になってくると、出来ることが増えてきて、満足感や達成感を感じ、小さな成功体験の積み重ねが大きな自信につながります。
このような「嬉しい」「楽しい」体験が「脳」を刺激し、記憶力や思考力を高められることが研究で分かっています。そのため楽しく運動を繰り返し行っていく事が「学習」能力の向上にもつながると期待できます。
水泳療育
水中環境を利用して身体機能の発達・発育を図ることを目的としています。
水泳プログラム:水に顔をつける、水中でしっかりと立つ、歩く、潜る、泳ぐなど、友だちと一緒に「遊び」ながら、水に慣れ、水中に入ることの抵抗を無くし、陸上とは違う感覚(自由に手足を動かせる、体重を感じない浮遊感)を体感します。
水中では、陸上と違って水圧に負けないように姿勢・体勢を維持しなければなりません。また「潜る」には呼吸をコントロールしなければなりません。適度な緊張感により集中力が高まり、同時に心肺機能の成長も促進されます。不安定な状態でバランスを取ることで平衡感覚も養われ、水圧や水流の抵抗を受けるため、自然と体幹や四肢の筋力が鍛えられます。「浮く」「潜る」「泳ぐ」「触れる」「掴む」など水中でしか経験できない様々な刺激を自然と得られ、陸上では得られにくい感覚の経験から運動神経の発達が促進されます。
コミュニケーション能力の獲得
言葉の発達には身体と心が深く関係しています。身体と心を育てることは、言葉の発達を促すことにつながっています。幼児期は人間形成の基礎が作られる非常に大切な時期です。遊びや生活を通して運動能力の発達、情緒的発達、知的な発達、社会性などたくさんのことを吸収し、急速に成長します。子ども同士の遊び(運動)を通してことばを覚えたり、いろいろなルールを覚えたりしながら、コミュニケーション能力の育成をサポートしていきます。
私たちは言葉の発達には、遊びを通しての「感動」を子どもたちに体感させる事と、保育者の様々なはたらきかけ(主に子どもに対する言葉かけ)が大切だと考えています。
医療連携
当事務所は、クリニックに併設しています。
基礎疾患を持っている子どもも安心して療育できる事業所です。医療が必要なときは医師や医療スタッフが即時対応します。
ご家族の要望に沿って、医師が子供さんの診察や検査を行い、身体や手足の発育の状態を診断します。
1日の基本的な流れ
午前
-
9:30〜
順次、事業所到着
健康チェック・自由遊び -
10:00〜
個別・集団療育
体幹運動・感覚運動・感覚統合
ソーシャルスキルトレーニング 成長課題に応じて、遊びながら療育活動を行います。 -
11:00〜
順次、自宅・幼稚園・保育園などへ送迎
※送迎できないエリアもありますのでご了承ください
午後
-
13:30〜
順次、事業所到着
健康チェック・自由遊び -
14:00〜
個別・集団療育・水泳療育
体幹運動・感覚運動・感覚統合
ソーシャルスキルトレーニング 成長課題に応じて、遊びながら療育活動を行います。 -
15:00〜
順次、自宅・幼稚園・保育園などへ送迎
※送迎できないエリアもありますのでご了承ください